着物の処分方法
ゴミとして捨てる
カビが生えたり、大きなシミのある着物はゴミとして処分するのが一般的です。着物をゴミとして処分する場合は、自治体のゴミの分別法に従うことが必要ですので、地域によって処分法は異なります。
大阪市を例に挙げますと、着物は「古紙・衣類収集」の対象になり、週1回の決められた日にゴミとして出します。しかし、汚れている着物は「古紙・衣類収集」の対象外になり、普通ゴミとして出すことになります。
汚れた着物を「古紙・衣類収集」の日に出しても回収してくれないので注意します。このように、着物をゴミとして出すのは非常に面倒であり、捨てるタイミングを逃してしまうことがあります。
まだ着られそうな着物は「古紙・衣類収集」の日にゴミとして出すと処分してもらえますが、まだ着られそうな着物をゴミとして処分するのはもったいないです。
まだ着られる着物は買い取ってもらえる可能性がありますので、まずは買取専門店で査定を受けてみることをおすすめします。
質屋やリサイクルショップに出す
まだ着られそうな着物は、質屋やリサイクルショップに出すと買い取ってもらえる場合があります。しかし、質屋やリサイクルショップには着物に詳しい査定士がいないため、適正に査定をすることは難しいです。
着物を適正に査定するには着物に精通していることが必要であり、豊富な経験と専門知識が要求されます。
化学繊維の安価な着物は質屋やリサイクルショップに出しても構いませんが、高価な着物は質屋やリサイクルショップだと適正な査定ができないため、不当に安い価格で買い叩かれてしまう恐れがあります。
証紙や落款が付いている有名作家が手掛けた着物や、本場大島紬などの伝統的工芸品は、10万円を超える価値がありますが、着物に詳しい査定士がいない質屋やリサイクルショップだと着物の価値がわかりません。
本来であれば10万円を超える値段が付くはずの着物が数千円で買い叩かれてしまうことがありますので、質屋やリサイクルショップに着物を売却することはおすすめできません。
質屋やリサイクルショップの着物買取のメリットやデメリットについて詳しく知りたい方は、「質屋の着物買取のメリット、デメリットを徹底解説!買取専門店とどっちがおすすめ?」、「リサイクルショップの着物買取のメリットやデメリットを徹底解説!買取専門店とどっちがおすすめ?」を参考にしていただければと思います。
フリマやオークションに出す
最近はフリマアプリが急速に普及しており、不用品を手軽に売却できるようになっています。ネットオークションでも、不用品を簡単に売ることができます。不要になった着物もフリマアプリやネットオークションで売却することが可能です。
着物に詳しい方は、専門知識を活かして説明文を作成し、鮮明な写真を撮影して出品すると売れる可能性はありますが、着物に詳しくない方はフリマやネットオークションはおすすめできません。
着物に詳しくないと相場などがわからず、売り出し価格を決めるだけでも大変です。また、ある程度の価値のある着物を出品するには、専門的な内容の説明文を作成することが必要であり、着物の専門知識がなければ説明文を作成することはできません。
間違った説明文を書いてしまうと購入者からクレームが付くことがあり、トラブルに巻き込まれてしまいます。着物に詳しい方はフリマやネットオークションで売っても問題ありませんが、着物に詳しくない方は他の方法で売却するのが賢明です。
フリマアプリやネットオークションの着物買取については、「フリマアプリやネットオークションの着物買取のメリット、デメリットを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
リメイクする
古くなった着物はリメイクすると再利用することができます。着物は和ドレスやワンピース、バックなどにリメイクすることができ、オシャレな洋服や小物などに生まれ変わります。
日傘やポーチ、ポケットティッシュカバー、トートバッグなど、着物でリメイクできるものは数多くあります。
お母さまやお婆さまから譲り受けた着物はそう簡単に処分することはできませんが、リメイクをすると形を変えて手元に残すことができます。
汚れている着物やシミが目立つ着物も、綺麗な箇所だけを使って小物などにリメイクすることができ、安価な化学繊維の着物もリメイクで再利用することが可能です。
着物をリメイクした作品は、フリマやネットオークションで販売することができます。デザインや機能性が優れていると高値で売れる可能性があり、着物のリメイクで独立開業することも夢ではありません。
着物のリメイクは古い着物や安価な着物、汚れている着物の再利用として有効ですが、有名作家の着物や伝統的工芸品の着物をリメイクするのはもったいないです。
高価な着物はリメイクするのではなく、着物買取専門店で売却することをおすすめします。
買取専門店で買い取ってもらう
着物を処分する方法で最もおすすめなのが、着物買取専門店で買い取ってもらう方法です。特に高価な着物は、着物買取専門店で買い取ってもらうことを強くおすすめします。
着物買取専門店をおすすめする理由は、着物買取専門店には、着物に精通している査定士が在籍しているからです。
質屋やリサイクルショップには着物に詳しい査定士がいないため、適正な査定をすることは難しいですが、着物買取専門店には着物に精通している査定士がいますので、精度の高い適性な査定が可能になります。
着物買取専門店の査定士は着物の価値に基づいた正当な査定ができるため、安心して着物を買い取ってもらえます。
着物買取専門店は店頭買取(持ち込み買取)だけでなく、出張買取や宅配買取にも対応しているケースが多く、好みの方法で着物を買い取ってもらえます。大半の店は査定料・出張料・送料・キャンセル料を無料にしており、初めての方でも手軽に利用できます。
着物買取専門店の中でも、木村佳乃さんのCMでの有名なバイセルは、他店でも1円以上も安かったら返却可能であり、高額買取が期待できるおすすめの業者になります。
査定料なども一切かかりませんので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
また、バイセル以外のおすすめの着物買取店についてさらに知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしていただければと思います。