北村武資とは?
北村武資は、昭和10年8月18日生まれの芸術家です。昭和の後期から平成にかけて、染織家として活躍しています。彼は1951年に15歳から西陣にて織物工の見習いとして働き始め、数多くの織物技術を身につけるようになりました。
昭和40年に開かれた日本伝統工芸染織展で入賞を果たしたことを皮切りに、多くの芸術展で実績を残すようになりました。羅(薄絹)や経錦(たてにしき)といった染織の伝統的な技法を身につけていて、平成7年には羅で、平成12年には経錦で人間国宝に認定されました。
彼の作品の特徴としては、当然のことですが、羅や経錦といった織物の技術に優れていて美しい色合いと精密な織り方が挙げられます。そうして仕上がった洗練された品格のある作品は非常に美しく、人目を引きつけます。
しかし、羅や経錦の技術だけが彼の作品の特徴というわけではありません。羅や経錦をあくまでも一つの技法として扱い、積極的に新しい技術や様々な技法を取り入れた作品を生み出しているのも特徴となっています。
高度な技法を幅広く取り入れて一つの織物を作り上げていくことによって、重要無形文化財にふさわしい魅力的な作品が生み出されているのです。
北村武資の着物の価値
北村武資は人間国宝にも認定されるなど、染織家として非常に高い評価を得ています。そのため、着物の価値もとても高いものになっています。
中古品の価値は安いものであっても約30万円、価格が高いものになると80万円以上の価値がついており、中には100万円近い価値がついたものもあります。
傷みや汚れがあった場合、少し価値が下がることがありますが、それでも十分高い価値がついています。価格の傾向としては、国宝に認定される前の作品がやや安く、国宝に認定された後の作品はより高い価値がついています。
また、北村武資作品の買取相場はおよそ20万円ほどになっており、買取に出す場合にも高い価値がついていることが分かります。
北村武資の作品は現在でも新作が作られていますが、生産数が少なくなっているため希少価値も高いものになっています。
買取価格についてはオークションサイトや買取を行う店舗によっても差が出てくるので、まずはプロの鑑定士がいる買取店で着物の価値を調べてもらうことをおすすめします。
お店によっては100万円近い買取価格をつけてくれることもあるので、いくつかのお店の査定を比べてみるとよいでしょう。
また、北村武資以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
北村武資の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
北村武資による着物を売却するためにおすすめの買取専門店がバイセルです。
北村武資の作品は数十万円の買取価格がつくこともある非常に価値の高いものですが、着物の知識のある査定士がいない買取店の場合、適切な価値をつけてもらえず、不当に安い値段で買取されてしまうこともあります。
バイセルの場合、プロの鑑定士に着物の正しい価値を判断してもらうことができます。実際に作家物の着物の買取実績も多数あり、北村武資をはじめとして有名な作品には高価な買取価格がつけられています。
バイセルの査定は無料となっており、無理に着物を買取されることもないため、まずは気軽に査定に出してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。