久保田一竹とは?
久保田一竹は、1917年生まれの染色家です。彼は1937年に辻が花染めと呼ばれる技法と出会い、辻が花染めの再現と研究に人生をかけるようになりました。
太平洋戦争への出兵や、シベリアでの抑留などがあり思うように研究が進められなかったものの、帰国後は辻が花染めの発展に力を注ぐことができるようになります。
彼は過去の作品の研究を進めるだけではなく、現代風の独自の辻が花染めを生み出すことにも成功しています。彼が作り出した辻が花染めの特徴としては、何回もかけて行われる重ね染めと、独創的な色使いやデザインが挙げられます。
縮緬の絹糸や草木染ではない化学染料を採用するなど、素材や染料にも独自性が見られます。デザインごとに違った工程を経て製作が行われていて、ひとつの作品が完成するまでに一年もの時間がかかったものもあります。
彼は素材と染料とがどのような作用を起こすかを知り尽くしており、彼にしかできない独創的なアイデアで辻が花染めが生み出されています。
彼の作品は国内外で高い評価を受けるようになり、1990年にはフランスで芸術文化勲章を授与されています。彼が製作した着物は40点あり、どれも現在では高い価値がついています。
また、久保田一竹以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
久保田一竹の着物の価値
久保田一竹の作品は日本のみならず世界的にも高い評価を受けているもので、着物の中でも最高級のブランドであるとされています。
そのため、着物の価値は非常に高いものになっています。着物としてだけではなく芸術品としても高い価値のあるものになっていて、特に高額なものではなんと3億円もの価値がついたものも存在するほどです。
彼の独自の工程で製作された辻が花染めは生産された数が少なかったため、現存数が少なくなっていて希少価値も高まっています。
久保田一竹の辻が花染めの買取相場は最低でも20万円以上となっていて、高いものになると40万円以上の価値がついています。
シミや傷みといった劣化が見られないものには特に高い価値がつくことがあり、状態によって価値が変動します。販売価格になるとさらに高額になっていて、80万円から200万円といった価格での販売が多く見られます。
久保田一竹の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
久保田一竹の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
久保田一竹の着物は買取価格が数十万円になることがありますが、着物の知識がない買取店やリサイクルショップに査定を依頼した場合、正しい価値を見抜くことができず、不当に安い金額で買取されてしまう可能性があります。
バイセルの場合、買取査定は着物の知識があるプロの鑑定士が行っているので、久保田一竹の着物の価値を正しく見抜き、高価買取をしてもらうことができます。
特に、バイセルは有名作家の着物の買取に力を入れており、久保田一竹の着物も高価買取の実績があります。
バイセルでは査定を無料でしてもらうことができるので、久保田一竹の着物を売りたい場合は、まずはバイセルで気軽に査定してみることをおすすめします。
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