鈴田滋人とは?
鈴田滋人は、1954年生まれの染織家で、昭和後期から現在にかけて着物職人として活躍しています。父親であり鍋島更紗の再興に尽力していた鈴田照次の後を継ぎ、独自の技法である木版摺更紗(もくはんずりさらさ)を確立しました。
彼の作風は次第に高く評価されるようになり、1982年に第29回日本伝統工芸展で入選を果たしたのを始めとして、様々な伝統工芸の賞を受賞するようになりました。
そして2008年には木版摺更紗の人間国宝にも認定されています。現在は佐賀県鹿島市に工房を開いて、着物職人として活動を続けています。
彼の作品の特徴は、木版摺更紗によって表現されている美しい幾何学模様です。伝統的な格式のある一方で、現代風に洗練された魅力も兼ね備えている作品は彼独自のもので、大変人気があります。
木版摺更紗の制作工程は細かな作業を幾度となく繰り返し、小さなズレも許されないことから優れた技術と時間を必要とするものです。そのため大量生産することは難しく、美しさだけではなく希少性の面でも価値の高いものとなっています。
それほど高価なものでも彼の作品を求めて購入する人は多く、木版摺更紗の独自の魅力にひかれている人が多いことが分かります。
鈴田滋人の着物の価値
鈴田滋人の作品は現在では非常に高い評価を受けており、木版摺更紗の人間国宝にも認定されているほどです。そのため、彼の作品はどれも高額での取引がされています。
大量生産できるものでもないため、希少価値が高く市場に出回ることもあまりありません。ネットオークションなどで取引されることはほとんどなく、着物買取の専門店や一部の呉服店でのみ売買が行われています。
新品で特に価値が高いものになると、帯一本の価格が100万円前後という信じられないほどの価格になっていることがあります。中古品を買取に出す場合であっても、状態の良いものであれば10万円以上の買取価格がつくことがあります。
着物の買取価格は保存状態にもよりますが、証紙などの付属品がすべて揃っているかどうかによっても変わってきます。保存状態が悪く劣化が進んでしまったものや、付属品が失われているものだと買取価格が数万円まで下がってしまうこともあります。
着物の正しい価値を知るためには、まずは買取店に査定に出してみることをおすすめします。着物自体の査定だけでなく、証紙などの有無によっても買取価格は変わってくるので、一緒に査定に出すことを忘れないでください。
また、鈴田滋人以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
鈴田滋人の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
鈴田滋人の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
鈴田滋人の作品は希少性が高く、状態が良い場合は10万円以上の買取価格になりますが、着物の知識に乏しい業者やリサイクルショップの場合、正しい価値を見抜くことができず、不当に安い買取価格を提示されてしまうことがあります。
バイセルは、着物の知識がある専門の査定士が在籍しているため、鈴田滋人の作品の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、鈴田滋人の作品も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。