芹沢銈介とは?
芹沢銈介は、1895年生まれの染色工芸家です。建築物の図案家や本の装丁画家として活動していた彼は、33歳のころから着物の研究に取り組むようになりました。紅型の風呂敷の美しさに目を引かれたことがきっかけとされています。
着物作家として活動するようになった彼が生み出した型絵染の着物は日本国内だけでなく、海外からも高い評価を受けるようになり、パリで個展が開催されるほどの人気となっています。1956年には型絵染の功績が認められ、人間国宝にも認定されています。
彼の作品の特徴としては、鮮やかな色合いと優れたデザインが一体となった美しさが挙げられます。彼は様々なデザインを取り入れており、幾何学模様や風景、いろは模様などを独自の色使いで表現することに成功しています。
芹沢銈介は着物作家としての技術力にも優れていて、着物製作を分業せず、全工程を自分一人で行っているのも特徴的です。そのため着物ひとつひとつの完成度は素晴らしく高いものの、数多く出回っていることはありません。
彼の製作した着物は独自の色使いと芸術的なデザインから現在でも愛好する人は多く、国内外を問わず高い価値がついている着物のひとつです。
芹沢銈介の着物の価値
芹沢銈介の着物は独自の色彩と美しいデザインから現在でも人気のあるものです。また、1956年には型絵染の人間国宝に認定されたこともあり、彼の着物の価値は非常に高いものになっています。
現在では状態の良いものはあまり残っていないとされていますが、芹沢銈介本人の作品でなおかつ状態の良いものであれば、現在でも100万円以上の買取価格になると考えられます。
もし彼の作品を買取に出すことがあれば、証紙など本人の作品であることを証明する付属品も大切に保管しておいてください。たとえ保存状態の良いものであっても、本人の作ったものであると確認できないと価値が下がってしまうおそれがあります。
また、汚れやシミなどがついて状態が悪くなっているものでも数万円の価値がつくことがあります。そのままの保存状態だとどんどん価値が下がっていくことがあるので、劣化が進まないうちに買取に出すことをおすすめします。
また、芹沢銈介以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
芹沢銈介の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
芹沢銈介の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
芹沢銈介の着物は、希少性が非常に高く、状態が良いものである場合、100万円以上の買取額になるとされていますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップの場合、芹沢銈介の着物を正しく査定することはできず、数千円程度の買取になってしまうこともあります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、芹沢銈介の着物の価値を見抜き、適切な適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、芹沢銈介の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。