深見重助とは?
深見重助は、1885年生まれの組紐師で、明治から昭和の時代にかけて工芸家として活躍していました。
京都の西陣で代々組紐を生業としていた有職糸組師松葉屋の13代目として誕生し、幼少の時期から組紐に触れて成長しました。14歳の時から組紐師として働くようになり、昭和5年には家業を継いで13代目を襲名しました。
組紐師として多くの作品を手掛けただけでなく、染料の研究にも熱心に取り組んでいたとされています。彼の作品は高く評価されるようになり、唐組の人間国宝にも認定されています。
深見重助の作品の特徴としては、300本以上の糸を組み合わせることで色彩を美しく表現する唐組です。彼の作品の美しさは有名となっていて、伊勢神宮や明治神宮にも収蔵されています。
深見重助の唐組は、組み合わせるための意図を染色するところから始めるため、1つの作品を製作するために非常に長い期間と多くの手間がかかっています。
そのため数多くの作品を作ることはできず、希少価値も高いものとなっています。唐組の作品を美しく仕上げるためには複雑で高い技術が求められるので、深見重助ほどの優れた作品はめったに見られないものとなっています。
深見重助の着物の価値
深見重助は組紐師として唐組の技術を生かした着物作品も製作しています。彼が作っていた唐組の美しさは高い評価を得ており、唐組の人間国宝にも認定されているので、買取に出す場合でも一定の価値がつくことが期待できます。
ただし、深見重助の着物作品は唐組を用いた帯締や羽織紐が中心となっています。そのため作品ひとつあたりの価格はそこまで高額になることはありません。
具体的には、帯締1つあたり数千円から1万円程度の買取価格になるとされています。
着物作品の買取価格は保存状態や付属品によっても違ってくるので、素人が作品の正確な価値を理解するのは難しいため、売却したいと考えている人はまずは着物買取の専門店で査定をしてもらうことをおすすめします。
状態が良いことに加えて作者を証明できるような証書などがきちんと付属していれば相場よりも高い買取価格がつくこともあります。
また、多少劣化が見られるものであっても、深見重助の作品であれば一定の需要があるので売却は不可能ではありません。
また、深見重助以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
深見重助の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
深見重助の作品を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
深見重助の作品は高いものでは、1万円程度の価値がありますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップの場合、正しく査定することができないため、相場よりも大幅に安い買取金額を提示される可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、深見重助の帯締などの価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、深見重助の作品も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。