目次
着物が買取が安いと言われる理由
着物人口の減少
1970年代の初頭までは着物(ウール着物)を普段着として着用する人はいましたが、平成時代になると着物を普段着として着る人はほとんどいなくなりました。着物人口は一貫して減少しており、需要が少ないことが着物買取が安い理由になっています。
買取業者は買い取った物を転売することで利益を上げているわけですから、売れない物を高値で買い取るようなことはありません。ただし、売れる着物はありますので、全ての着物の買取価格が安いというわけではありません。
着物のクリーニング料金が高い
着物は着用する度に汚れますし、保管中の湿気の影響などで古い着物は劣化が進行します。汚れのある着物はクリーニングをすることが必要になりますが、着物のクリーニング料金は高額で、7,000円~15,000円程度になります。
また、シミのある着物は染み抜きが必要になりますが、染み抜きの料金は2,000円~8,000円程度と高額です。
汚れのある着物を買い取った場合、クリーニング代は買取業者が負担することになるため、クリーニング料金が高いことも、着物の買取価格が安くなる一因です。
日本人の平均身長が伸びたため、古い着物は丈が短いことが多い
1950年の日本人の平均身長は男性が160.3cm、女性は148.9cmでしたが、60年後の2010年には男性が171.5cm、女性は158.3cmと、この60年間で日本人の平均身長は10cm以上も伸びています。
10cm以上も背が伸びているわけですので、現代の日本人は古い着物を着用できなくなっており、丈の短い古い着物は値段が付きにくい傾向があります。
また、古い着物をうまく処分する方法や買取相場について知りたい方は、「古い着物の買取相場はどのくらい?おすすめの処分方法や高く売る方法を詳しく解説!」を参考にしていただければと思います。
質屋やリサイクルショップなどの着物の専門知識がない場所に依頼してしまった
着物を適正に査定するには着物に深く精通していることが不可欠であり、和服に関する専門知識と豊富な経験が要求されます。
着物買取専門店には和服に詳しい査定士がいますが、質屋やリサイクルショップには和服に詳しい査定士がいることは稀で、着物を適正に査定することができません。
よって、質屋やリサイクルショップで着物を売ると、着物の本当の価値を反映していない不当に安い買取価格になることが多いです。
特に買取金額が安くなる着物の特徴
状態が悪い着物
状態が悪い着物として、カビが生えている着物やシミのある着物、シワが目立つ着物などが挙げられます。状態が悪い着物は値段を下げないと再販できないため、当然ながら買取価格も安くなります。
また、高額なクリーニング代がかかる場合があり、クリーニング代を差し引いた買取価格になってしまいます。買取専門店の中には状態の悪い着物の買取を断る場合があり、値段が付かないことがあります。
丈が短い着物
着物は体型にフィットしているものを着用することが必要になりますが、丈が短い着物は着用できる人が限られているため、買取金額が安くなる傾向があります。
古い着物は丈が短いことが多く、丈が短い昔の着物はリメイク用途での安値の買取金額になることが多いです。
一方、丈が長い着物は詰めることで容易にサイズ変更ができるため、丈が短い着物よりも有利な条件で買い取ってもらえます。
ウールやポリエステルなどの化学繊維の着物
着物はいろいろな素材がありますが、最も需要が高いのは正絹の着物であり、ウールやポリエステルなどの化学繊維の着物は需要が低いです。
買取業者によっては、正絹の着物しか買取を行っていないことがあり、ウールやポリエステルなどの化繊の着物は買取では圧倒的に不利です。
買い取ってもらえても数百円程度の値段しか付かないことがあり、高値での買取は期待できません。ただし、有名ブランドや老舗織元が仕立てた状態の良い化繊の着物は高値が付くことがあります。
また、さらに詳しくウールの着物の買取相場について知りたい方は、「化繊(ポリエステル)やウールの着物の買取価格相場とおさえておきたい高価買取のポイントを徹底解説!」を参考にしていただければと思います。
リサイクルショップや質屋などで査定を受けた着物
先に説明したように、リサイクルショップや質屋では適正に着物を査定することができないため、買取金額は安くなります。本当は価値の高い着物も古着として扱われ、数百円程度の買取金額になることがあります。
作家物や伝統的工芸品などの高価な着物をリサイクルショップや質屋で買い取ってもらうことは避けることが賢明で、買取専門店で査定を受けられることをおすすめします。
また、着物の種類ごとの買取相場や高く売るコツについて知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしていただければと思います。
着物買取が安くならないためには、買取専門店がおすすめ
リサイクルショップや質屋には着物の専門家がいませんが、買取専門店には着物の専門家が在籍しています。買取専門店だと着物に詳しい専門家による精度の高い査定が受けられますので、リサイクルショップや質屋よりも高値が付く可能性が高いです。
ただし、買取専門店によって査定の精度はまちまちであり、適正な査定を受けるには、買取専門店の選び方が重要になってきます。
数ある買取専門店の中で、最も高値買取が期待できるのはバイセルであり、バイセルだと着物の価値を正確に反映した精度の高い査定が無料で受けられます。
バイセルでは、他店よりも買取金額が1円でも安かった場合は全品返品に応じてもらえますので、他店よりも確実に高値で着物を売ることが可能です。
クーリングオフ制度の徹底や出張買取での女性査定士の指定など、バイセルはお客様本位のサービスを展開しており、初めての方でも安心して利用できます。
また、バイセル以外におすすめの買取専門店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしていただければと思います。