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バイセルが怪しいと言われる理由
バイセルは、着物や切手などの買取を行っている総合リユースサービスの企業で、有名タレントのテレビコマーシャルで知名度が高まっています。顧客からの評判も良く利用者も増加している一方、バイセルは「怪しい」「悪徳」という噂が見受けられます。
バイセルが「怪しい」「悪徳」と言われる理由は、バイセルは2015年3月に消費者庁から行政処分を受けたことがあるからです。
バイセルは行政処分を受けた2015年3月当時、「スピード買取.jp」というブランド名で営業を行っており、当時の運営会社は株式会社ランドという会社でした。
しかし2019年8月現在のバイセルの運営会社は株式会社BuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)で、行政処分を受けた当時とは全く異なる会社が運営しています。
株式会社BuySell Technologiesはコンプライアンスを徹底する安心・安全なサービスを提供しており、以前の運営会社とは経営方針が一変しています。
株式会社BuySell Technologiesは、行政処分を受けた株式会社ランドがただ社名変更しただけではなく、株式会社ランドとは全く関係のない会社です。また株式会社BuySell Technologiesは株式会社ランドとの資本関係はなく、役員を兼任しているようなこともありません。
バイセルの現在の運営会社である株式会社BuySell Technologiesは、2001年1月16日に設立され、当時は株式会社エースという社名でした。2015年4月に「スピード買取.jp」の事業を引き継ぎ、2018年7月1日にブランド名を「バイセル」に変更し、現在に至っています。
現在、バイセルを運営している株式会社BuySell Technologiesは、誠実に総合リユースサービス事業を展開しており、ゼネラルリサーチの調査によると、出張買取価格満足度1位、出張買取顧客満足度1位、安心して利用できる出張買取サービス1位になっています。
つまり、バイセルが怪しいだの悪徳だの言われていたのは2015年以前のことであり、それから4年経過した現在では、怪しくも悪徳でもない優良企業に生まれ変わったと言うことができます。
バイセル(旧スピード買取.jp)が消費者庁から違反行為であると指摘を受けた内容
氏名等不明示
スピード買取.jp(現バイセル)の査定員が、着物を買い取ることを目的に消費者の自宅を訪問したときのことです。
本来であれば訪問時に、「私は着物買取業者であり、本日は〇〇の着物の買取で参りました」と自分の紹介と本日の訪問の目的を明らかにしなければなりません。
しかしこの査定員は自分の紹介や訪問目的を伝えることをせず、さらに「着物だけでなく買取に出したい貴金属などはないか?」と貴金属の買取を勧誘する行為を行っていました。
結果的にこの行為が「氏名等不明示」に当たり、特定商取引法第3条違反で消費者庁から指示処分を受けました。
不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)
当時のスピード買取.jp(現バイセル)の査定員は、アポイントを取っていない家庭にいきなり訪問し、貴金属の買取の営業を行いました。
いわゆる「訪問販売」「キャッチセールス」と呼ばれるもので、「依頼をしてないのにいきなり家に来るのは失礼で迷惑」という感情を抱く方が増えたことから、怪しい、悪徳という口コミが広がりました。
これは「押し買い」とも呼ばれる行為で、この勧誘が「不招請勧誘」に当たり、特定商取引法 第17条違反で消費者庁から指示処分を受けました。
書名記載不備
過去に、スピード買取.jp(現バイセル)の査定員が複数の品物の査定を行ったところ、個別の着物ごとの査定額を書類に記載せず、合計での査定額しか書類に記載しなかったこともありました。
買取業者は買取を行う際、一つ一つの商品に対していくらの値段がついたのかを、消費者に示す義務があります。しかしスピード買取.jp(現バイセル)はこの記載を怠り、「消費者に買取をしてもらうかどうかの判断材料を与えなかった」と判断されました。
そしてこの行為が「書名記載不備」に当たるとされ、特定商取引法第4条違反で消費者庁から指示処分を受けました。
物品の引渡しの拒絶に関する告知義務違反
またあるスピード買取.jp(現バイセル)の査定員は、訪問先の顧客に対して、特定商取引法9条に規定されている「訪問販売における契約の申込みの撤回等(クーリングオフ制度)」の説明をしませんでした。
訪問販売をする場合は必ず「品物を8日以内であれば取り戻すことができる」旨を消費者に伝え、消費者に選択肢を与える義務があります。
しかしこの査定員は故意的かそうでないかは不明にしろ、クーリングオフ制度の説明を怠ったがために、この行為が「物品の引渡しの拒絶に関する告知義務違反」になり、消費者庁から業務改善命令が出されました。
迷惑勧誘
さらに、当時のスピード買取.jp(現バイセル)の査定員にはそれぞれノルマが課せられていたこともあり、訪問先の顧客が拒否しても、しつこく貴金属の買取を迫り、訪問先の自宅に長時間居座り続けたことがありました。
出張買取で、ある程度の時間と労力、車のガソリンを使ってまでわざわざ訪問したことを言い訳に「何か1つでもいいのでお願いします」「このまま手ぶらで帰ると上司に怒られてしまいます」というような、顧客が断りにくい「お願い営業」や「押し買い」をしていました。
このしつこくて悪質な「押し買い」行為が迷惑勧誘に該当すると判断され、消費者庁から行政処分を受けました。
現在のバイセルの実態
ここまで読むとと、「バイセルはやっぱり危ない会社でやめたほうがいいのでは・・」と不安になる方もいるかもしれません。
しかし安心してください。現在のバイセルの運営会社である株式会社BuySell Technologiesは、社内にコンプライアンス専門部署を設置し、特定商取引法に則り、お客様が安心して利用できるように徹底したルール作りを実施しました。
運営会社が変わっただけでなく、そのサービスの質やフォロー体制も大きく変わっているため、現在のバイセルの実態はどのようになっているのか、以下を詳しくみていきましょう。
決済コール
バイセルでは、着物の出張買取で査定が終わり、お客様が査定額に納得して売買契約を締結する前に、必ずコンプライアンス専門部署から電話がかかってきます。
コンプライアンス専門部署の担当者は「査定士の説明にお客様が本当に納得したのか」を確認し、問題がないと判断された時のみ契約が交わされ、お客様は売却代金を受領できます。
そのため、現在はほとんど考えられませんが、万が一査定員の強い勧誘で商品を買取に出しされそうになっても、この決済コールでお客様の意思を確認し、買取に出したくない場合は買取に出さないという決断をすることができます。
フォローコール
バイセルの出張買取では、査定士がお客様の自宅を退出後に、再度コンプライアンス専門部署の担当者から電話がかかってきます。
このフォローコールは、査定士が特定商取引法に違反するような行為をしていないかを再度確認するために行われます。査定士の接客態度に問題がなかったかなども調査されます。
そしてこのフォローコールの内容は、バイセルのサービス改善のために社内会議の議題にも挙げられ、バイセルでは常に顧客ファーストのサービスを追求し続けています。
クーリングオフ制度の徹底
バイセルでは、お客様から買い取った品物は、すべて商品保管用ルームで8日間厳重に保管されます。
契約締結後8日以内にお客様からクーリングオフの申し出があった場合は、商品保管用ルームから品物を出して確実にお客様に返却されます。
このクーリングオフ制度の説明と商品保管用ルームでの保管を徹底することで、一度商品を買取に出したけど引き下げたいというお客様の願望を叶えることを可能にしています。
出張買取の満足度がNO.1
国内最大規模のモニター数1,538万人を誇るゼネラルリサーチ株式会社が実施した調査によると、バイセルは出張買取価格満足度1位、出張買取顧客満足度1位、安心して利用できる出張買取サービス1位に選ばれています。
これは前述の数々の行政処分を受け、バイセルが顧客と真摯に向き合いサービスを改善し続けた結果であり、この姿勢が利用者にも伝わり、バイセルの口コミや評価が好転するに至ったと考えられます。
その他バイセルが怪しいと言われる理由
買取価格が安いことがある
中にはバイセルは、着物の買取価格が安いという口コミもあります。たしかに、数万円はすると予想していた高価な着物が数千円という査定額をつけられたときは落胆し、「悪徳なのではないか」と買取業者を疑いたくなる気持ちもわかります。
しかしバイセルでは、他の買取業者よりも確実に高値で買い取ってもらうことができます。他の買取業者の方が1円でも高値を提示した場合は全品返却にも応じています。
つまり「買取価格が安い」というのはあくまで個人の感想によるものであり、他の買取業者と比較すると、バイセルは確実に「買取価格が高い」と言うことができます。
他に買取してもらいたいものはないか聞かれる
バイセルでは出張買取の際に、「他に買取してもらいたいものはないか」を聞くようにしています。それでは2015年以前の「押し買い」していた時期と変わらないのではないかと考えるかもしれませんが、そうではありません。
そのような質問には一言「特にありません」と回答すれば丁寧に了承してもらえますし、そもそもその質問をされたくない方は、書面に「他に買取してもらいたいものはないかという質問をしてもいいか」という項目のチェックを外しておけば、その質問すらされません。
あくまで、他にも買取をしてもらいたい商品があとから出てきた場合、二度手間にならないよう、お客様に確認の意味で聞くようにしています。
実店舗がない
たしかにバイセルには、よく街でみかけるような「買取を行っている実店舗」がありません。実店舗がないため、場合によっては「不当に買取した後に居場所が掴めない」と心配になる方もいるかもしれません。
しかしバイセルには、きちんと東京に本社が、大阪などにも支社があることに加え、そこでは「持ち込み買取(店頭買取)」に対応しています。
無店舗経営だから怪しいと考えるのではなく、無駄がコストをカットして、そのぶん顧客の査定額が高くなるよう還元してくれていると考えるようにしましょう。
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