田島比呂子とは?
田島比呂子は1922年生まれの染織家です。14歳の時から高村樵耕らから下絵を中心とする友禅染の技法について学び、昭和29年には独立して友禅着物の作家として活躍するようになりました。
その後、田島比呂子が製作した着物は昭和34年に日本伝統工芸展で入選したことを皮切りに、様々な賞を受賞して高い評価を受けるようになりました。
そして、伝統的な友禅を現代風の芸術品として完成させることに成功したと評価され、平成11年には友禅の人間国宝にも認定されています。
田島比呂子の友禅の特徴としては、他の友禅よりも立体感のある表現がされていて、生き生きとした魅力的なデザインに仕上がっていることです。
その技法に奥行きのある色使いを加えることによって、さらに現代風のデザインにすることができています。
田島比呂子は友禅の下絵からの全ての工程を自分一人で行っており、優れた技術を発揮して作品の制作に取り組んでいました。そのため、完成する作品は1年に1作品程度と希少価値も高いものになっています。
伝統工芸品である友禅を独自のセンスで現代風に仕立てた田島比呂子の作風は現在でも人気があるため、価値の高い着物のひとつとなっています。
田島比呂子の着物の価値
田島比呂子の友禅着物は現在でも人気が高く、平成11年には人間国宝にもなっています。また、伝統工芸品と現代風のデザインがひとつになった友禅を愛好している人は少なくありません。
そのため田島比呂子の作品の価値はとても高いものとなっており、新品の着物だと物によっては数十万円の価格がつくこともあります。
中古品の買取価格の場合は少し手頃な価格となり、およそ1万円から6万円程度となっていますが、田島比呂子は2014年に亡くなり、新しい作品が出回ることがなくなったため、中古市場での需要も高まっています。
また、田島比呂子以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
田島比呂子の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
田島比呂子の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
田島比呂子の作品は、おおよそ1万円から6万円程度の買取相場となっており、近年はさらに価値が高まっていますが、着物の知識がない店舗やリサイクルショップでは、田島比呂子の作品の価値が分からず、相場よりも安い買取価格になってしまいます。
バイセルに査定を依頼した場合は、着物の知識が豊富であるプロの査定士が田島比呂子の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、田島比呂子の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。