田畑喜八とは?
田畑喜八とは文政時代からの伝統のある着物作家の名跡で、現在では5代目である田畑禎彦氏が跡を継いでいます。
5代目田畑喜八は、祖父であり京友禅の人間国宝にも認定されていた三代目田畑喜八の友禅に触れながら育ち、自身も友禅作家になりたいと考え様々な芸術の技法について学びました。1995年には田畑喜八を襲名し、5代目となっています。
田畑喜八が製作する友禅着物の特徴は、インクジェットなどを使った機械染めを用いず、糊を使った手製の京友禅にこだわっていることです。
人手を使わず友禅を大量生産することができる機械染めに移行するのではなく、日本に古くから伝わっている京友禅や着物の文化を守ることに尽力しています。もちろん新しいものをただ否定しているわけではありません。
自然や古典を大切にする伝統的な京友禅に現代風の文化を取り入れることで、伝統的な文化を守りながらもこれまでになかった新鮮な京友禅のデザインを生み出すことに成功しています。
作り方へのこだわりのため、田畑喜八が製作する京友禅は大量生産することができません。そのため、人気の高さに対して供給量が少なくなっており、希少価値も高いものとなっています。
田畑喜八の着物の価値
田畑喜八が製作している京友禅の着物は伝統と現代の文化が一体となった美しさが魅力で、高い人気を誇っています。
どの着物にも一定の価値がありますが、中でも人間国宝に認定されていた三代目田畑喜八による作品と、現在でも着物作家としての活躍を続けている五代目田畑喜八による作品は特に価値が高い傾向にあります。
中古で田畑喜八の着物を買い取ってもらう場合の相場としては、着物一枚当たり数万円となっています。
しかし、作者の代や着物の保存状態、付属品の状態によって価値が変動するため、必ずしも相場通りの価格になるとは限りません。まずは着物買取の専門店で着物の価値を査定してもらいましょう。
作者が何代目の田畑喜八であるかを証明するために証紙なども忘れずに鑑定してもらうようにしてください。誰の作品であるかがはっきりとわかる状態であれば買取価格が上がることもあります。
証紙などが失われている場合や着物の劣化が激しい場合には価値が大幅に下がってしまい、数千円での買取になってしまうこともあるので、大切に保管しておきましょう。
また、田畑喜八以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
田畑喜八の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
田畑喜八の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
田畑喜八の着物は、数万円程度の価値はあり、作者の代によってはさらに高い買取金額になることがありますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップの場合、どの代の作品なのかを見抜くことができず、不当に安い査定額を提示されてしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、田畑喜八の着物の価値やどの代のものなのかを見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、田畑喜八の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。