二塚長生とは?
二塚長生は1946年生まれの染織家で、昭和後期から平成の時代にかけて着物作家として活躍しています。二塚長生は金沢市の加賀友禅の工房で友禅の技法について学び、昭和49年には友禅着物の作家として独立しました。
伝統的な加賀友禅の表現方法を身につけただけでなく、現代風の新しい表現を取り入れることにも成功しています。
彼の独自の作風は高く評価されるようになり、昭和50年に日本伝統工芸展にて初入選を果たしたことを皮切りに、数多くの工芸展で賞を受賞しています。彼の優れた技法が認められ、2010年には友禅の人間国宝にも認定されました。
二塚長生が製作している友禅着物の特徴としては、白上げの技法が非常に美しいことが挙げられます。白上げは江戸時代の中期に多く用いられていた友禅の技法のひとつです。
糸目糊置きによって白い模様を表現する技法で、本来は絵付けの下地を作るためのものでしたが、二塚長生はこの技法を着物のデザインとして取り入れることに成功しています。
白上げの技法によってこれまでになかった芸術的な表現をすることができるようになり、自然の動きを表現した彼の作品は高く評価されるようになっています。
二塚長生の着物の価値
二塚長生が製作している友禅着物は大変な人気があるため需要が高く、彼が友禅の人間国宝となっていることもあって非常に価値の高いものとなっています。
人の手で創られる友禅着物には1枚でも非常に手間がかかっているため希少価値も高くなっています。新品はすぐに完売するほどの人気があり、中古品であってもすぐに買い取り手が見つかるほどです。
二塚長生の着物の買取価格としては、1枚当たり5万円から15万円ほどは期待することができます。
また、二塚長生の作品であることを証明するための証書などの付属品が揃っていればさらに価値が上がることがあるので、着物が劣化しないようにきちんと保管するだけなくこれらも大切に管理するようにしてください。
また、二塚長生以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
二塚長生の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
二塚長生の作品を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
二塚長生の着物は、1枚あたり5万円から15万円の買取が期待できますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップに査定を依頼した場合、正しい査定金額にならず、損をしてしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、二塚長生の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、二塚長生の作品も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。