松原定吉とは?
松原定吉は1893年生まれの染織家です。11歳で上京し、日本橋の九里正三郎や亀戸の竹中竹次から染織について学び、22歳になると独立し、亀戸で工房を開きました。
松原定吉は長板中形の技法に特に優れていて、それまでは分業制で製作されていた長板中形を型付から染色までのすべての工程を自分一人で行うようになりました。その技術の高さが認められ、昭和30年には長板中形の人間国宝にも認定されています。
同じ年に彼は62歳で亡くなりましたが、長板中形の技術は彼の息子たちが受け継いで新しい作品を生み出し続けています。
彼の製作していた着物作品の特徴としては、非常に精密な染織によって表現されたデザインが生み出すコントラストが挙げられます。中でも白地に藍染めをした浴衣作品が非常に有名となっていて、現在でも高い人気のある作品となっています。
松原定吉は長板中形の工程のすべてを自家で行っていたため作品の製作数は少なく、また彼が亡くなってから年月が経っていることから、彼の作品の希少価値は非常に高いものとなっています。
もともと価値の高い長板中形の着物の中でも、松原定吉の作品は特に価値の高いものとなっているのです。
松原定吉の着物の価値
松原定吉が製作していた長板中形の着物は現在でも高く評価されており、非常に価値の高いものとなっています。また、松原定吉が昭和30年に長板中形の人間国宝にも認定されていることも、彼の作品の価値を高める要因となっています。
彼の作品は生産数があまり多くなかったことに加え、彼が亡くなってから数十年が経過していることもあって希少価値が高く、中古市場に出回ることもめったにないものとなっています。
そのためはっきりとした買取相場がなく、着物の状態などによって変わってきますが、安くても数万円の買取価格は期待することができます。
また、松原定吉以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
松原定吉の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
松原定吉の作品を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
松原定吉の着物は、希少性が高く、少なくとも数万円での買取は期待することができますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップに査定を依頼した場合、ただの古い着物として扱われ、不当に安い査定額になってしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、松原定吉の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、松原定吉の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。