小森久とは?
小森久は1928年(昭和3年)に福岡県朝倉市で生まれた染師で、草木染め一筋で歩んでこられました。
筑前の小京都と呼ばれる秋月(福岡県朝倉市)に「小森草木染工房」を構え、茜、藍、栗、蓬、梅、葛の葉などの秋月の山奥で採取した草木を染料に草木染めの作品作りに励んでいます。
小森久は元々、博多織職人でしたが、草木染めの魅力にとりつかれ、60年以上にわたって草木染めの技を磨き続けて現在に至ります。自らの草木染めを「本・草木染」と名付け、小森久が生み出した「本・草木染」は朝倉市の無形文化財に指定されています。
小森久の作品は全国各地の織物品評会で高く評価され、内閣総理大臣賞や文部大臣賞、厚生大臣賞、東京都知事賞など数多くの受賞歴があります。小森久は草木染の技術の研究を続けており、自ら執筆した草木染技術について書かれた書物は国立国会図書館に所蔵されています。
小森久の作品の特徴は、自然の色をそのまま糸に再現しており、自然の色合いが非常に美しいことです。化学染料で染めるのではなく、自然の草木で染めるため、同じ色は二度と出すことはできません。
同じ物は二つと無いため希少価値が非常に高く、小森久の草木染の博多織は高値で取引されています。
小森久の着物の価値
天然染料は、合成染料のように品質が一定ではなく、同じ色は二度と出すことはできないため、天然染料を使用する小森久の作品は同じ物は二つと無く、希少価値が非常に高いです。
染料の主原料である草木はいずれも薬草であり、「本・草木染」で仕立てた織物は草木が持っている薬効成分が含まれています。
肌が弱くて合成染料の衣類を身につけると肌荒れがしたり皮膚がただれる人も、薬草を原料とする「本・草木染」の織物だと肌がデリケートな方でも大丈夫です。そのため、小森久の「本・草木染」の織物は肌が弱い人からの人気が高いです。
小森久の「本・草木染」は希少性があることと肌に優しいこと、自然の色合いが美しいことで人気が高く、「本・草木染」の半幅帯や博多帯、名古屋帯は高値が付きます。
無形文化財に指定されている小森久の作品ですと、証紙があれば博多帯で20万円程度の値段が付く場合があります。もし、小森久の作品をお持ちなら高額査定が期待できますので、証紙を添付して着物買取専門店で査定を受けられることをおすすめします。
また、小森久以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
小森久の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
小森久の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
天然染料を利用する小森久の着物は、同じものを作ることができないため、希少性が非常に高くなっていますが、着物の知識がない店舗やリサイクルショップでは、着物の正しい価値を見抜けず、不当に安い査定額になってしまう可能性があります。
バイセルに査定を依頼した場合は、着物の知識が豊富であるプロの査定士が小森久の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げているため、小森久の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。