土屋順紀とは?
土屋順紀は1954年生まれの染織家です。昭和53年から紬織の人間国宝として知られる志村ふくみから織物について学び始め、昭和56年には独立して岐阜県関市に工房を開きました。
さらに1996年からは経錦の人間国宝である北村武資にも師事するようになり、優れた織の技術を身につけました。その結果二人の人間国宝から学んだ、優れた織物の知識や技術を融合させた独自の作風を編み出すことに成功しています。
そして平成6年に日本伝統工芸展で初の入選を果たしたことを皮切りに、様々な賞を受賞するなど彼の作品は高い評価を受けるようになり、平成22年には紋紗の人間国宝にも認定されています。
土屋順紀の制作する着物の特徴は、軽くて通気性の良い夏の着物である紋紗であることです。とても軽くて透き通るような美しさと独自の世界観を持ったデザインが高く評価されています。
土屋順紀は人間国宝に認定された後も作品を制作しているだけでなく、全国で講演会などを開催して紋紗や着物の素晴らしさを広めることに尽力しています。
彼が製作している紋紗は現在でも多くの人から愛される着物のひとつであり、紋紗が主に使われる夏場になると特に需要が高まります。
土屋順紀の着物の価値
土屋順紀が製作している紋紗の着物はその美しさから人気が高く、彼が紋紗の人間国宝として知られていることもあって非常に高価な着物となっています。
紋紗は通気性が良く主に夏の着物として使われることから、夏のシーズンが近づくと特に需要が高まることでも知られており、新品の販売価格は着物1枚当たり100万円以上になることもあります。
彼の作品は希少価値が高いため、中古市場に出回ることはあまりありません。そのため、買取相場と呼べるものもない状態です。しかし彼の作品の需要が高いことを考えると、傷みやシミのない状態の良いものであれば帯1本でも数万円、着物1枚であれば10万円ほどの買取価格は期待できます。
土屋順紀の着物を買取に出そうと考えている場合には、まずは着物買取の専門店で査定をしてもらうとよいでしょう。着物の買取価格は状態によって変化するものなので、プロの査定で正確な価値を判断してもらう必要があります。
また、紋紗の着物は夏のシーズンが近づくと特に需要が高まるものなので、高く買い取ってもらいたい場合には買取価格が高くなっている可能性がある夏前の時期を狙って買取に出すという方法もあります。
また、土屋順紀以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
土屋順紀の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
土屋順紀の着物を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
土屋順紀の着物や帯の価値は非常に高く、特に夏に高く売ることができますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップの場合、正しい査定をすることができないため、数千円程度の買取価格にしかならず、損をしてしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、土屋順紀の着物や帯の価値を見抜き、特に需要が高まる夏には、高価買取をしてもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、土屋順紀の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。