細見華岳とは?
細見華岳は1922年生まれの染織家で、昭和から平成にかけて着物作家として活躍していました。京都の西陣織の工房で働き、綴織をはじめとする様々な織物の技法について学びました。
喜多川平朗や森口華弘にも師事しており、優れた織物技術を身につけています。独立してからは京都の御室に工房を開き、着物作家として活動するようになります。
様々な工芸展に作品を出品するようになり、彼の作品は高い評価を受けるようになりました。平成9年には綴織の人間国宝にも認定されています。平成24年に89歳で亡くなるまで、数多くの優れた作品を生み出し続けました。
細見華岳が製作した綴織の着物の特徴としては、爪掻き綴織という技法が用いられていることです。作家自身の爪を削って櫛のようにして糸を織り込んでいく技法で、複雑な文様を美しく表現することができる非常に高度な技法となっています。
彼はこの技法を用いて着物をはじめとして帯や帯締めなど様々な織物を製作し、柔らかな魅力と精密さを兼ね備えたものに仕上げています。
彼自身の体験をもとにした独創的なデザインも生み出していて、他の着物作家にはない魅力のある着物を作り出すことに成功しています。
細見華岳の着物の価値
平成9年には綴織の人間国宝としても認められたことでネームバリューも高いことから、彼の着物作品の価値は非常に高いものとなっており、作品によっては美術館などの展示物にもなっているほどです。
中古品の流通価格は20万円から30万円ほどが相場となっていて、現在でも高い価値のある着物のひとつとなっています。買取に出す場合の価格も10万円以上は期待することができます。
また、着物の作家を証明することができる証紙や、着物を包んでいたたとう紙などが残っていれば、なくさないようにきちんと保管しておきましょう。
これらの付属品が揃っている場合、着物本体といっしょに買取に出すことで買取価格が大きく上がることがあります。
また、細見華岳以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
細見華岳の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
細見華岳の作品を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
細見華岳の着物は、価値が非常に高く、10万円以上の買取価格になることが想定されますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップに査定を依頼した場合、正しい査定額にならず、安く買い叩かれてしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、細見華岳の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、細見華岳の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。