小川規三郎とは?
小川規三郎は昭和11年(1936年)に福岡市で生まれた人間国宝の博多織職人で、父親の小川善三郎も人間国宝に認定されています。親子二代にわたって献上博多織で人間国宝に認定されており、小川規三郎は代表的な博多織職人としてその名を知られています。
2019年現在も現役の博多織職人として活躍するとともに、九州産業大学の名誉教授として後進の指導にも励まれています。
小川規三郎は昭和26年(1951年)に父である小川善三郎の弟子になり、伝統的な献上博多織の技術習得に打ち込みました。
昭和61年(1986年)に日本伝統工芸展に初入選を果たし、平成6年(1994年)には日本伝統工芸染織展での「縞献上浮織帯」で、日本経済新聞社賞を受賞しました。
平成15年(2003年)には博多織技術の保持者として重要無形文化財保持者に認定され、父と同じく博多織の人間国宝になりました。
小川規三郎は伝統的な手織りの献上博多織にこだわっていますが、博多織の洋服やバッグ、ネクタイ、財布など、革新的な博多織の監修も手掛けています。面倒見が良い人柄で人望も厚く、日本の伝統技術である博多織の普及と発展に大きく貢献しています。
小川規三郎の着物の価値
小川規三郎は2019年現在も博多織職人として活躍しており、手織りの博多織としては作品の数は多いです。主な作品として、献上博多男帯や七献上博多織帯、よろけ縞献上博多帯などがあり、博多織 色地五献立名古屋帯と博多織 縞献上浮織帯の2作品は福岡県立美術館に収蔵されています。
現在の博多織は機械織りがほとんですが、手織りの博多織はとても珍しく、量産することができないため、希少性があります。小川規三郎の手掛けた作品は100万円以上の価格で販売されているものも多く、買取価格も状態が良ければ高値が付く可能性が高いです。
ただし、小川規三郎が手掛けた作品は実際の買取事例の情報が少なく、どの程度の値段が付くかは実際に査定を受けてみないことにはわかりません。
手織りの博多織は機械織りの博多織よりも価値が高く、適正に査定するには博多織に深く精通していることが必要です。よって、査定力が高く信頼できる買取専門店で査定を受けることが大事になってきます。
また、小川規三郎は博多織の監修も行っており、実際に小川規三郎が自ら手掛けた作品と監修だけを行った作品とでは買取価格が大きく違ってきます。高値で買い取ってもらうには、小川規三郎が手掛けた作品であることを証明する証紙や落款が不可欠です。
また、小川規三郎以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
小川規三郎の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
小川規三郎の作品を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
小川規三郎の着物は、かなりの買取金額になることが期待されますが、査定がとても難しいため、着物の知識がない業者やリサイクルショップに査定を依頼した場合、適切な査定額を提示してもらうことができず、損をしてしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、小川規三郎の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、小川規三郎の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。