小川善三郎とは?
小川善三郎は明治33年(1900年)に福岡市で生まれた染織家で、小学校を卒業後、博多織の工場で働きました。工場で働きながら手織りの献上博多織の研究と技法の修練を続け、昭和27年(1952年)に独立しました。
昭和38年(1963年)に全国織物物産地競技大会賞を受賞し、昭和46年(1971年)に献上博多織で人間国宝に認定され、昭和48年(1973年)には勲四等旭日小綬章を受章しています。
小川善三郎は昭和58年(1983年)に82歳で生涯を閉じましたが、小川善三郎の高度な手織りの技術は長男の小川規三郎が受け継ぎ、小川規三郎も平成15年(2003年)に献上博多織の手織技術で人間国宝に認定されています。
小川善三郎は手織りにこだわっており、一切の妥協を許さず、伝統的な製法で博多織の着物の製作を続けました。小川善三郎が手掛けた献上博多織は芸術性が非常に高く、献上博多織 五献立八寸名古屋帯・献上博多織 白共三献立名古屋帯などの作品が福岡県立美術館に所蔵されています。
手織りの博多織は機械織りには出せない独特の感触があり、実際に手に取ってみると違いがよくわかります。小川善三郎が手掛けた手織りの博多織は品格が非常に高く、多くの着物ファンを魅了しています。
小川善三郎の着物の価値
小川善三郎は人間国宝に認定されているため、小川善三郎が手掛けた作品は高い価値があります。
また、亡くなってから30年以上が経っているため、状態が良い着物や帯がだんだん少なくなってきており、状態が良ければかなりの高値が付く可能性があります。
高値で買い取ってもらうには、証紙や落款、箱書きなどで小川善三郎の作品であることを証明することが必要です。
小川善三郎の作品はレア度が高く、入手しにくくなっています。買取事例も少なく、どの程度の値段が付くかは熟練の査定士による査定を受けてみないことには判明しません。
小川善三郎が手掛けた手織りの博多名古屋帯は100万円以上で販売されていることもあり、状態が良ければ数十万円で買い取ってもらえる可能性があります。
また、小川善三郎の献上博多織の技法は長男の小川規三郎が受け継いでおり、小川規三郎氏が手掛けた作品の多くは100万円以上の価値がついています。
小川規三郎の師匠である小川善三郎の作品ですと、小川規三郎の作品と同等以上の価値が付く可能性が高いです。小川善三郎は正確な鑑定が難しい作家ですので、技量に秀でた査定士による査定を受けることが大事になってきます。
また、小川善三郎以外の作家物や種類ごとの着物の買取相場について知りたい方は、「着物の種類や素材別の買取相場まとめ!高く売るコツは?」を参考にしてください。
小川善三郎の着物を売るのにおすすめの買取専門店
バイセル
小川善三郎の作品を売るのにおすすめする買取専門店はバイセルです。
小川善三郎の着物は、特に状態が良いもの希少性が高く、数十万円程度での買取が期待できますが、着物の知識がない業者やリサイクルショップに査定を依頼した場合、ただの古い着物と判断されてしまう可能性があります。
バイセルに査定に出した場合は、着物の専門知識がある査定士が、小川善三郎の着物の価値を見抜き、適切な査定額を提示してもらうことができます。
バイセルは他店でも1円でも安かったら返品可能を掲げており、小川善三郎の着物も高価買取が期待できるため、まずは気軽に査定依頼してみることをおすすめします。
また、さらに詳しくおすすめの着物買取店について知りたい方は、「着物買取おすすめランキング!評判や口コミから35社を徹底比較!」を参考にしてください。